園長のつぶやき

子どもと大人・親のかかわりの大切さ

 先日、「家に来ているお客さんのポケットから、子どもが勝手に可愛い動物のボールペンを取って見てでの~。ヒヤッとしたなよ~。」という話を聞くことがありました。お家の人はさぞかし驚かれたことでしょうね。しかし実は・・・これと似たような子どもの姿を目にすることがあります。こうした行動を、子どもはいけないこととして捉えてはいないようなのですが、「これはいけないこと。」と幼児期にしっかりと教えてあげることが大切なのではないでしょうか。

 そんなことを考えている時に、小学校で道徳教育を充実させる動きがあることをニュースで知りました。私が小学校の頃は、道徳が授業の中に組み込まれていましたが、それが今また言われているのは、道徳がいかに大切かということなのだと思います。

 道徳とは『人の守るべきおこないの標準であり、社会生活をより良くするために、みんなが守らなければならないこと』として記してあります。

 幼児期に人として守らなければならないおこないを、しっかりと大人が教え、手本として見せることで、善悪を適切に判断し正と善に基づいて行動しようとする意識が持てるようになるのだと思います。幼児期における子どもと大人のかかわりが大切なのです。まだまだ小さいお子さんを見て、将来の姿を想像することはできないかもしれませんが、「今がよければよい」といったかかわりではなく、“どんな大人になってもらいたいか” “どんな親になってもらいたいか” そうしたことを考えると、お子さんへのかかわり方も見えてくるように思うのです。

 

 


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